カスタマーレビュー
エアバスの会社紹介 なぜエアバスは、勝たないのか (エイ文庫 (185))
題名の「勝たない」事情について書かれているのは、10ページもなく、ボーイングとエアバス2社しか大型航空機製造をしていない以上、「度を越した勝ち過ぎは、やがて自分の首を絞めることにつながる。」につき、本文でもそれに少し肉付けしているに過ぎず、題名と中身は全く違うと言わざるを得ない。
内容は、歴史から開発戦略など、会社を紹介するものとなっている。
後発メーカーながら、双発ワイドボディ、主翼端のウイングレッド、カーボンディスクブレーキ、燃料移動による機体重心自動補正システム、電気信号で舵を捜査するフライバイワイヤ、派生型または機種間の使用部分や機能、操縦性に共通性を持たせ、開発費を削減、ユーザーの操縦&転換訓練・整備費用の削減を図る新技術を導入し、ボーイングなどライバル社を凌駕してきたエアバスの躍進は文庫本ながらよくまとめられていたので、他のレビュアーも指摘する誤記なのか取材不足なのかの間違いもあったが、エアバスについて私が初見でもあったことから、少し甘めに☆をつけた。
久々のハズレ なぜエアバスは、勝たないのか (エイ文庫 (185))
本書の内容には、基本的な事実に関しての誤記が複数あります。
例えば、A300の先進性をコクピットクルーの2名乗務採用を引き合いに出して説明していますが、これは、A310で初めて採用したものをA300-600型にフィードバックしたことは周知の事実。(A300/A310ファミリーとして記述するならこの書き方もありでしょうが、本書ではA310はわざわざ別項目として記述されています。)また、アメリカの次期空中給油機選定計画に対し、ボーイングが777をベースとした提案を行ったとあるが、これも767ベースのKC-767であったことは周知の事実。
写真に関しても、エアバス機を説明するキャプションのついた写真にボーイング機が写っているものが複数あるなど間違い探しが随所で楽しめます。
その他の記述内容についても、噂レベルの情報を事実として断定的に書くなど、ちょっと首をかしげざるを得ない箇所が散見されます。
総体として、著者もアレなら編集者もソレなりで、久々にハズレを引いてしまったようです。
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