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坊主憎けりゃ袈裟まで憎いか 中間報告 橋下府知事の365日
橋下知事を扱った書籍すべてにまったく同じレビューを載せている人がいる。
知事への批判をしたい気持ちはわかるが、逆効果。
この本は中立的な立場をとりつつ、知事の行動をルポした良書。
(どちらかといえば知事に対して懐疑的な視点がある)
大阪府民、または橋下知事に関心がある方にはおすすめする。
橋下知事が喧伝する地方分権とは日本国国家の解体です。 中間報告 橋下府知事の365日
大阪府の橋下知事は、
今年(二〇〇九年)の七月に行われた経団連の御手洗会長との対談において、
「EUという共同体と、その加盟国の関係」を、
「日本という国家と、各地方自治体の関係」になぞらえて、
今の日本の地方自治を批判していますが、
EUという共同体は、
ヨーロッパ諸国が寄り集まって、共同体に中央集権化したものであり、
EUという共同体に中央集権化したからこそ、
各国バラバラの行政が簡素化され、無駄を省くことができたのであり、
EUとは、
「地方に財源や行政権限を分散させ、無駄を増やしまくる」という
橋下知事ら国家解体主義者=アナーキスト(無政府主義者)が進める
【地方分権】
とは全く逆方向の
【統合】
です。
アメリカ合衆国は、
「バラバラだと無駄が多いから、十三邦の上に新しく【国】の中央集権機構を作り合衆国にした」
のであり、
ヨーロッパ諸国も
「バラバラだと無駄が多いから、EUという【共同体】の中央集権機構をつくった」
のであり、
「鉄の女」と呼ばれた英国のサッチャー首相も、
「地方がバラバラだと無駄が多いから、中央集権化し、財源を国が一括管理して財政を立て直した」
のです。
「日本の地方自治体」を「EUの個々の加盟国」になぞらえる橋下知事の詭弁は、
「アメリカは地方に分権して合衆国になった」というのと同じ類の
事実を全く逆さまにした悪質なデマです。
(ちなみに、「地方と中央政府の歳出比」で言うと今現在でも既に日本は世界一の地方分権国家です。【故に、大量の裏金等、無駄使いが多いのです】)
さらに言えば、EUの各加盟国には、
自国の利益がEU全体の利益と対立した場合、
「国益を守るために、自国の主張を押しとおす」
という大義名分が存在しますが、
日本の各地方自治体には、
「自治体の利益を守る為に国益を犠牲にする」
等という大義名分は存在しません。
日本の各自治体が各自勝手に
「自分たちの県の、府の利益を守る為に国益を害する」
という行動に出だした状態、
まさに、この状態こそが
「国家の体をなしていない『国家解体・国家崩壊・無政府』の状態」
であり、
「今の日本は国家の体をなしていないから地方に分権しろ」
と絶叫する
橋下大阪府知事が目指す理想の地方分権の国・日本です。
大阪府の橋下知事の正体は、狂った国家解体主義者でありアナーキスト(無政府主義者)です。
政治家としての橋下氏を知るための入門書 中間報告 橋下府知事の365日
自分にとって橋下氏は、テレビ「行列のできる法律相談所」で
時に苦しげな?極論を展開していた弁護士さんという程度の印象しかなかったので、
大阪府知事当選を知ったときにはずいぶん驚きました。
その後の知事としての仕事ぶりはあまりフォローしていなかったのだけど、
本書では大阪府知事となった橋下氏について、その発言を元に各節が構成されているので
「政治家としての橋下徹」の人となりを知るにはちょうどいい入門書になっていると思います。
(「教育委員会は最悪」とか、けっこう激しい発言も多いですが、大丈夫なんでしょうか??)
「財政再建」「教育再生」「地方分権」といった本書の目次立てを見ると、
大阪で行われようとしていることはまさに国レベルでも大きな課題であり、
その解決策を見出すための巨大な実験なのではという気もしてきます。
知事1期目が終わる3年後に大阪がどうなっているのか、それを見届けるためにも
こういった本で予習しておくのも悪くないかもしれません。
それにしても、この間は金子国交相にハゲシク食ってかかっているところが
ニュースで流れましたが、あんまり無茶すると日本のエスタブリッシュメント層の逆鱗に触れて
(それこそホリエモンのように)足をすくわれるんじゃないかとちょっとヒヤヒヤします。
そういった点も含めていま注目を集めている人物のひとりである橋下知事について、
網羅的に知ることのできる本だと思います。
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