「ダン」とあるのでよく見ると「モロボシダンの名をかりて」という副題があり、モロボシダン??という感じでしたが、表紙をみてウルトラマンの関連本であることがわかり、知りあいでウルトラマンファンがいるため、その人に渡してもよいかなと思い、手にとりました。そもそも、ウルトラセブンにあまり興味はないもののこの俳優さんはよく見かけることがあるので、関心がありました。
北海道生まれで、東京にあこがれ、スカウトされてモデルに。
「草燃える」や「花神」に確かに出演されていました。萬屋錦之介さん、大川橋蔵さんとのエピソードも面白い。ああ野麦峠ではあのいやらしい若旦那だったな、ということを思い出しましたし、サスペンスドラマでいやらしい敵役(かたき?)をやっていたような感じがします。
一時期片瀬にすまれていたのも当時湘南地方に住んでいた自分としても親近感が持てました。
以前藤岡弘さんの自伝のようなものを読みましたが、当時ウルトラマンにしても仮面ライダーにしてもストーリーははっきりと覚えていないものの人物像としては、結構俳優さんのイメージがあり、登場すると今でも気になります。
佐々木さん、宮内洋さん、黒部さん(この本では何度か登場されています。)は、ある意味ヒーローです。いいですね。
大変失礼な話なんですが、森次晃嗣さんはダン役が当たりすぎて、その後あまりご活躍されていないイメージがありました。この本を読めば決してそうではなかったことがよくわかり、認識違いを新たにした次第です。
しかし本としては、ウルトラセブン大好きな私がひいき目に見ても、決して面白いとは言えない。「モロボシダンの名をかりて」というタイトルを見れば、一番に期待するのはやっぱりウルトラセブンの制作秘話や裏話でしょ?でもその部分は、だいたい誰でも聞いたことがある域を出ない。森次さんのファンなら面白いだろうけど、ウルトラセブンのファンとしてはどうしても物足りない。逆に言えばゴーストライターを使っておられないという、証明でもある?