カスタマーレビュー
人物の書き込み加減が絶妙 犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)
あらすじ、読みどころは既出レビューで出尽くしていると思います。本作品が
エンターテイメントとして優れている事は多くの方が認めるところです。他の著
作でも感じられることなのですが、作者は登場人物に生命を宿らせる術に長けて
いるように思います。登場人物を表現するには、なりや心情をこまごまと書けば良
いという物ではありません。ストーリー展開を邪魔せず必要にして十分な「書き
込み加減」が作品の長さや事件のスケールに丁度いい描写が本作品を引き立てて
いるのではないでしょうか。
本作品に登場する主人公の上司であるキャリア課長のキャラは脇役でストー
リーの中でさして重要な役どころではないのですが、その配置やストーリーとの
絡みが全体と調和して非常にいい味を出しています。役どころとしては自己顕示
欲が強い小悪党なのですが、誰が読んでも嫌なヤツに書かれていてスパイスとし
ておもしろさを高めています。
映画化され有名になって、今更読むのは・・・と二の足を踏んでいる方も多い
かと思います。そんな事は気にせず、とにかく読んでみる事をお勧めします。
犯人の描き方が中途半端で魅力が感じられない 犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)
現役捜査官がテレビに出演するという、劇場型捜査を描いた
作品。この作品自体が劇行型と言うか映像向きである。
主人公が県警本部長から劇場型捜査を言い渡される場面など、
映画の一シーンを見ているようだった。実際映画にもなっている。
物語としては面白いのだが、残念ながら犯人の描き方が中途
半端で魅力が感じられない。既に終息している事件の掘り起こし
のような形となり、主人公と犯人の手紙のやり取りも今一つ盛り
上がらない。逆に前半で登場した『ワシ』の方が存在感があった
りする。
前評判が高かったのでやや期待はずれの感もあるが、作者
のストーリーテラーとしての才能は遺憾なく発揮されており、
エンターテイメント作品としては充分楽しめる一作である。
劇場型捜査は拍子抜け? 犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)
背表紙の「史上初の劇場型捜査が幕を開ける。」とのキャッチコピーにつられて
読んでみました。
期待していたものとは違いましたが、結構面白かった。
ミステリーとしては多少のもの足りなさもを感じましたが、上司の裏切りや
老刑事や被害者家族との心温まるやりとりなど、つい先を読みたくなること請け合いです。
最後に不満だった点をひとつだけ。
犯人、弱すぎます。もっと憎らしく、かつ、タフであって欲しかった。
おもしろかったです。 犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)
連続児童殺人事件が横浜で発生し、懸命な捜査にも関わらず、全く犯人の手がかりがない。
捜査本部では、テレビに捜査官を出演させ、犯人を誘い出すというこれまでにない手法をとることにした。
その出演役として、白羽の矢が立ったのは、過去に記者会見でプッツン事件をおこして、左遷されていた巻島警視であった。
下巻も含めたレビューです。
いろいろと突っ込みどころもありますが、まあ、おもしろかったです。
警察内部の縄張り争いや、出世競争、裏切りなど、ごちゃごちゃしたものも描かれていて、本当はどうなんだろう、こんなものかもなと思いながら読んでました。
最後のオチは、やや犯人像に物足りなさも感じましたが、雫井 脩介で有名な「虚貌」のオチに比べたら、順当な納得できるオチでした。
単純に楽しめて良かったです。
上巻だけ読んだ感想 犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)
正直まっっったく面白くない この本の売りで帯にもドーンと書いてある「劇場型犯罪VS劇場型捜査」 これが上巻のもう終わろうかという辺りでやっと始まる しかも主人公が1回テレビに出演しただけで犯人に動きがあったわけでもない そこで上巻終わり こりゃないだろと思いました ここまで読んだので当然下巻も読みます もしかしたら下巻で一気に面白くなるのかもしれません それでもこの上巻はないでしょう 退屈で退屈で仕方ありませんでした 警察と犯人との一瞬の隙も許さないような心理戦を期待してたんですが見事に裏切られました 本当は★1つで十分ですが下巻に期待というこで★2つ
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