カスタマーレビュー
頑固一徹職人投手 約束のマウンド
WBCで世界一になった王ジャパンの抑えを務めた炎のストッパー大塚投手。
メジャーリーグでも活躍する彼は真の侍です。
自分のこだわりを決して曲げず、自分の仕事をこなす彼。
「ヨッシャー」というアツイ掛け声で強打者たちを三振にとる。
そんな熱く強い気持ちを持つ彼には秘密がありました。
最近読んだ斎藤隆や田口壮選手の楽しいメジャー生活とはまた違い、熱いものを感じさせてくれる本でした。
苦労人だったんだなあ 約束のマウンド
WBC決勝で胴上げ投手となり、一躍知名度を上げた大塚晶則投手。
だが、その野球人生は、世界一の栄光からは想像できない、エリートコースとは程遠い苦難の道だった。
いなくなった父、高校生の時亡くなった母、大学、社会人を経た遅咲きプロ入り。(当時は子連れルーキーと話題になったものだ)、近鉄入り後いきなり故障してぶつかったプロの壁、ポスティング0で1年中日で回り道、メジャーでもクローザーになれず・・・。
苦労話ばかりだが、これまで世話になった方への大塚の感謝の気持ちが伝わってきて、好感が持てた。
後半の野球論は大塚の見たメジャーが語られるが、他のメジャー経験者も著していることなので、さらっと流してよかったかも。
近鉄ファンの自分としては、近鉄時代の話が少ないのが不満。01年の優勝の話などもっと語ってほしかった。
強い信念 約束のマウンド
この本は大塚選手ファンにとってはたまらない一冊になったと思います。普段言い訳などしない大塚選手が真っ直ぐに自分の感情に向かい、なおかつ過去を振り返る重大な発言をした本でした。しかし、野球ファンでもない私がこの本を読んで感動したのは、単なる野球の話だけではなく、自己に謙虚に生きてきたならばおのずと「これから生き続けていくためのヒント」が見つかるよ、と大塚選手に諭されたような気分になったからでした。
淡々と語られているのにどの章においても大塚選手の気持ちがしっかりと伝わってきて、読んでいるうちに自然と、時には涙し(特に第二章は涙で読んでいる箇所がぼやけてしまうほど切ない話)、悔しがり、ドキドキし、そして笑顔にと、ドップリはまってしまうのです。それは彼が一つ一つの言葉をとても大切に、そして大いに悩みながら発したからだと思いますし、その気持ちは彼を助け導き愛し支えてきた家族や友人へ、そしてファンたちへの心からの感謝のメッセージとしてしっかり伝わってきたからだと感じました。実際のところ私は大塚選手のファンではありませんでしたが、彼の人柄が余すことなく溢れていたので、とても身近に感じることが出来、私にとってもたまらない1冊となりました。すっごいお勧め!
最後に大塚選手の人柄や信念といった精神的な部分もさることながら、彼が五感で体感する細部の表現までも、ともてきっちり丁寧に表現されていて、構成作家の大塚選手への尊敬、共鳴、感動、理解度の深さも伝わります。
クローザーのおしごと 約束のマウンド
野球が好きで2006年のワールド・ベースボール・クラシックを夢中で見ていた人に。
ぜひ世界一になったあの感動をマウンド側からの視点でもう一度味わって欲しいです。
大塚晶則さんはコラムや自身のブログもお持ちですから文章のファンの方も多いのではないでしょうか。
その文章ににじみ出る人柄の良さに加え練習熱心で研究熱心で家族思い。
そんな魅力的なメジャーのクローザーはどうやって作られたか。その秘密が少しだけ書かれています。
更に苦境の脱出のヒントのようなものが随所に書かれていて奥深いのです。
とりわけ2002年ポスティングにどこからも声がかからず失敗に終わったことについて書かれている第4章はまさに波乱万丈で圧巻です。
昨年は32セーブを達成し今だからその頃のどん底時代を振り返って書けたのだろうと思うと人生あきらめたらだめだという証明でもある気がします。
もしかすると多くの人はこの本を読んで沢山の支えがあったことをうらやましがるかもしれません。どうして支えてもらえたのか。その答えもこの中にあります。
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