カスタマーレビュー
浮世絵を知るには好著と言えるでしょう 浮世絵の歴史
浮世絵が好きで、様々な絵師の残した作品を美術館で鑑賞していますが、それだけでは知識の体系化が難しいので本書のような浮世絵の通史を解説した書籍で勉強しています。
そのような使い方としては実にコンパクトによくまとまっています。266の掲載作品ですので、ほとんどの絵師はカバーしています。その代表作の全てを掲載するのには、ページが足りませんし、いくらオールカラーだといっても、A5版のサイズに3つくらいの図版を載せているので判明しずらい絵柄もありました。
とはいえ、このように比較的廉価でハンディでありながら、体系的に浮世絵を学ぶことができる類書を知りませんので、現時点で浮世絵の参考書としては有用だと思っています。
参考までに、章だてを紹介します。江戸庶民の絵画―浮世絵、浮世絵誕生の前史―近世初期風俗画と寛文美人図、浮世絵の誕生、錦絵の開花、浮世絵の黄金期(美人画と役者絵の大成;寛政画壇の人気絵師)、浮世絵の爛熟(奇想と幻想;風景画・花鳥画の新境地)、浮世絵の残光、現代の浮世絵をめざして―創作版画と新版画の運動、その他に巻末には、錦絵の色摺順序・浮世絵版画の諸形式・浮世絵年表・絵師生没年表・主要浮世絵師の系譜・掲載作品データ・浮世絵版画の標準寸法・参考文献・略伝付絵師索引ほかが掲載してありました。
とにかく、本書を通読した後は、掲載してある素晴らしい絵師の残した実際の浮世絵と対峙することをお勧めします。色合いや雰囲気が微妙に違うことがありますし、なにより絵師や摺師の思いが感じられると思いますので。
コンパクトで高密度 浮世絵の歴史
図版は数が豊富で、つぼを押さえていますが、サイズ小さいので見て楽しむ本ではありません。
しかし、コンパクトで持ち運びに便利で、浮世絵の歴史と時代背景、さらに絵師の生い立ちについて詳しく記述されているので、鑑賞のガイドとして最適です。情報の密度と網羅性は、とても高いと思います。
教科書か資料集 浮世絵の歴史
様々な浮世絵を見たくて購入したのですが、これはどちらかと言えば学校の教科書や資料集みたいなものでしょうか。レビューに書いてあるとおり浮世絵史入門書でした。 純粋に浮世絵史について調べている方には手軽な資料で、作品ページはオールカラーなので見やすいと思います。 ただ、私のような絵を見ることが主な目的だという方には少し飽きるような気がします。美人画が多く掲載頻度は2〜3点/1P というところでしょうか。 私はまだ全部は読めてないのですが、確かに勉強になりますので、これから浮世絵について調べていこうという方にはおすすめかもしれません。
日本の文化の一つ、浮世絵 浮世絵の歴史
江戸時代の研究をしていく時に欠かせないひとつの史料(資料)として浮世絵がある。その浮世絵が社会にどのような影響を与えたのか、またどのようにつくられていったのかが大変よくわかる一冊である。コンパクトにまとめられているので、手軽に読めると思う。
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