カスタマーレビュー
任天堂はソフトの会社である 任天堂 “驚き”を生む方程式
他社がイノベーターのジレンマに陥っているのを傍目にゲーム市場を拡大する!!を旗印
にファンを増殖していく姿は圧巻である。既に枯れた技術を駆使してアイデアで勝負。
以前日経ビジネスで特集が組まれた際、前社長の山内氏が「ロクヨンやキューブを開発する
任天堂に危機感を抱いた」の意味が本書を読みよく理解できた。もっと任天堂という会社
を知りたくなる内容である。
自社のコアと人材を徹底的に大事に鍛える経営が見える 任天堂 “驚き”を生む方程式
任天堂躍進の理由を当事者へのインタビューを交えながら描き出し、次々と芋づる式に相談役山内氏、さらに創業者へと遡る形式で描く。
DSやWiiのヒットはイノベーションのジレンマを見事に解決した一例だろう。PS3やXbox360がハードの向上を追い求める中で、枯れた技術を使った低価格製品を市場のメインストリームに持っていった好事例だ。それは、面白い娯楽を提供したいとの思いと、枯れた技術の水平展開という手法が定着しているからなのだろう。
常に楽しいことを探しているという経営陣ながら、経営のスタイルは教科書どおりの本道とも言える。例えば、専務宮本氏は課長クラス全員、及び直轄の部下150人と1対1で時間をかけて面談をする。社長とてWiiの開発に関わったメンバーと何時間も語り、それを「社長が訊く」として自社サイトにアップしている。ハードメーカのようでありながら、実際にはソフト指向でファブレス経営を貫く。ゲームは外れれば損失は大きいので、利益の大部分を剰余金として積み立てる堅実さがある。
ゲーム好きには楽しめる経営指南書なのではないだろうか。
これからの時代、技術力とか、資本力じゃない、アイデア/思考法が会社の運命を決める 任天堂 “驚き”を生む方程式
任天堂とは?
1. 娯楽原理主義
僕らは基本的にずっと役に立たないモノを作ってきました。役に立たないモノに人は
我慢しない。説明書は読まない、わからなければ全部作り手のせい。
嫌な思いをさせたらお客さんに二度と振り向いてもらない。
2. ソフトの会社。ハードの会社じゃない。
高機能、高品質のモノをより安くつくるのがハードの会社。
任天堂は、洗練されたソフトを生み出す体質が優先される。
3. 「枯れた技術の水平思考」
別に最先端かどうかが問題ではなくて、人が驚くかどうかが問題なのだから。
4. アップルに似ている
人を驚かす、お客さんがどう反応するのかを予測する力が高い、どちらも
工場を持たない、など、似たところも多い。でも、アップルはハイテクの会社で、
任天堂は、娯楽の会社。
ゲーム業界の競争から目がはなせない。
日本企業が本当に強くなるには?その答えがこの本から見つかりそうです。 任天堂 “驚き”を生む方程式
いまや世界中の人が知っている会社となった任天堂ですが、なぜ強いのか・強くなったのかについて解説されています。大企業なのにベンチャー的であり、世界企業なのに日本的である、そんなところが強いのではと感じました。会社が大きくなると、おおよそ"経営観点での妥協"がはいってきたり、カタカナやアルファベットの多い経営用語で分析し戦略を打つことが多いですが、任天堂はそうじゃないことで強いんだと思います。
先日の決算発表で大幅下方修正を示した任天堂ですが、この本を読んでみると、前から織り込み済だったのではと感じてしまいます。
不況で苦しむ日本企業が本当に強くなるにはどうしたらよいか、その答えがこの本から見つかりそうです。
非常にわかりやすい。 任天堂 “驚き”を生む方程式
wiiやdsが生まれるに至った出来事が詳細に書かれています。
その一つ一つが興味深く、また読みやすい。
また、任天堂を長年取材した著者だからこそのエピソードもふんだんに盛り込まれており、
「任天堂」を勉強するにはもってこいの本だとおもいます。
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