カスタマーレビュー
あまり辛辣なことを言いたくはないが、、 トヨタの知識創造経営
あまり辛辣なことを言いたくはないが、この本の著者達は富を生み出すトヨタの本質が正確に理解できていない。
知識を創造していることには間違いないが、ちょっと書かれている内容が現実とずれている。内部にいないと分からないかも知れないし、三河はへんぴな土地なので学者の取材に限界があるのかも知れないが、3現主義でもう少し自分で調べてから本にしてもらいたい。
トヨタについて書かれた本はほとんどがジャーナリストか学者が書いているために富を生み出す仕組みがあまりきちんと一般の人に理解されていないのは残念なところだ。
一橋大学大学院の人たちは日本で経営学をやりながら日本の代表的な企業の仕組みすら的外れで理解しているようだ。困りものだと思う。
矛盾を当然と考え、末端社員がツールを活用して解決するトヨタ トヨタの知識創造経営
本書は、世界一の自動車企業に上り詰めたトヨタの経営を分析した研究書である。筆者達は、トヨタは「高い目標設定」「実験主義」「現地顧客対応」の3点によって拡張し、「価値観の共有」「密なコミュニケーション」「長期雇用」の3点によって統合されていると主張する。そして、この仕組みが、社内や市場で発生する(意図的に発生させることもある)矛盾を解消しているという。また、トヨタの経営の良い点だけでなく、リスクについても言及している。
本書は、6年に渡る長期調査から結論を導いており、情報量は豊富だ。また、トヨタの協力も得ているようで、経営陣のインタビューも多く、情報の質も良い。トヨタの経営の特徴が事例やエピソードを通してうまく表現されている。但し、6つの特徴に集約された分析については、納得はするが、目新しいさはない。本書は、アメリカで出版されているようで、アメリカ人にとってはインパクトがある内容なのだろう。
本書は、経営者はもちろんミドルマネジャーにとって役立つ内容だ。トヨタの経営の特徴がよく理解できるし、その特徴は参考になる点は多い。 野中郁次郎・竹内弘高著「知識創造企業」を読んだ方は、理解しやすいだろう。時間のない方は、1・2・9・10・11章だけ読めば内容は理解できる。ただ、事例やエピソードが面白いので、時間をかけて読んだ方が楽しめるだろう。
新しくない トヨタの知識創造経営
「矛盾と衝突」という概念は新しくない。トヨタをちょっと観察すれば分かる話だ。6年間研究したというがそれにしては中身が薄い。ただ、学者が書いた本なので、本の厚さは厚い。
1昨年あたりからトヨタの行動基準に大きな変容が見られ、世間一般で言う大企業病が見られる。ハルバースタムの「覇者の奢り」がトヨタに迫っているように思えてならない。
この本はトヨタほどに知識を創造していない トヨタの知識創造経営
まとまっていると言えばまとまっていはいる。
トヨタという会社にはじめて興味をもった段階では、まずまずの良書なのだろう。
しかし、
類書ですでに語られていることを、言い換えるために、
類書にない若干奇を衒ったコピー風の見出しが躍っている感じである。
トヨタを「すごい!すごい!」といっても、すごさのレベルを説得的に捉える
新たな工夫はみられない。
真摯に事実を抽象化して語ろうとするより、冷静さを欠くような感情的な言葉
使いも気になった。
「6年におよぶ研究、トヨタ経営論の決定版」という帯はいかがなものか。
何年研究しても、本書は抽象レベルの高いドキュメンタリーかノンフィクション物
というレベルで、読みやすいレポートの類である。
トヨタの経営の強みは知識管理にあります。 トヨタの知識創造経営
トヨタはかつてTPS(トヨタ生産方式)やカイゼンを通じて生産効率を高めることで圧倒的な競争力を誇ってきましたが、他社が同様な方式を取り入れていく中でその生産効率の優位性は絶対的なものではなくなりました。では、今のトヨタの成功の源泉は何なのか?その答えがこの本のタイトルにもなっている知識創造経営です。トヨタの経営手法には様々な矛盾があります。しかし、著者はその矛盾こそがトヨタの強みであり、矛盾をコントロールすることこそが重要なのだと論じています。本書の冒頭に「われわれの同僚、メンター、精神的リーダーである野中郁次郎にささぐ」と書かれているように、この本はトヨタがいかに暗黙知と形式知のスパイラルを経営に取り入れているか、が主題となっています。こう書くとアカデミック一辺倒な本のように思われるかも知れませんが、トヨタ関係者の多彩なインタビューや、ヤリス(ヴィッツ)、タンドラ、サイオン、レクサスなどの開発物語も入っており、飽きることなく最後まで一気に読めます。トヨタ経営の強みの秘密を知りたいのであれば必読の一冊でしょう。
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