カスタマーレビュー
さながら小説の参考書と言ったところか 小説家になる!―芥川賞・直木賞だって狙える12講 (ちくま文庫)
いきなりロラン・バルトなどが登場するあたりは、文学部の先生だなあ、という感じです。結構難しい言葉もあり、気軽に読み始めた人はたじろぐかもしれません。実際の小説から文章を引用し(ベストセラーの小説を題材にしているわけではありません。どちらかというとロングセラー)、それを著者が解説して本文が進んでいきます。大学の先生だけあって、その辺の指南本よりずっと実践的、技術的なことが書かれており、読んでいて面白かったです。
この本が言いたいことは、「良い小説を読まないと、良い小説は書けないんだよ」ということでしょう。ちゃんとした小説を読んだことのない若者がケータイ小説を書き、それをやはり小説を読んだことのない若者が読み「カンドー」する。しかも何十万部、何百万部と売れるのだから驚きです。必ずしも良い本だから売れる、売れているから良い本だ、というわけではないと思います。「ベストセラーを書きたい」という人にはこの本は不要でしょう。
これを読んでも小説家にはなれないのでは? 小説家になる!―芥川賞・直木賞だって狙える12講 (ちくま文庫)
世間でベストセラーになっている小説を題材に取り上げている、一風変わった小説作法の本ということを聞いたので読んでみましたが、時間とお金を無駄にしました。これを読んで小説家になる心技体が身につくとはとても思えませんでした。自分が好きな小説はベタ褒めし、嫌いな小説はコキ下ろしているだけです。自分個人の読書嗜好だけが極端に前面に出ていて、押しつけがましく、どちらかと言えば読んでいて不愉快な読書感想文でしかありません。こうした小説家になるには無益でしかないと思われる内容が、文学論の体裁をまとってそれらしい文章になっているところには苦笑を禁じえません。成し難い創造と安易な批評の間に横たわっている大きな溝をこの本では乗り越えられないと思います。実際にベストセラーになっている小説を読んで、何故売れているのか自分で分析していく方が余程有益でしょう。
参考になりません 無駄 小説家になる!―芥川賞・直木賞だって狙える12講 (ちくま文庫)
よんでかなりの期待はずれでした。ちょっと酷評で騒がれたけど、別に売れている人の作品の文章批判したところで何の役にもたちません。売れている作品には売れているからには、読者をひきつけるそれなりの魅力があるのでしょう。また好きな作品については?と思うほど褒めちぎっていて私情入りまくりのコメントはかなり寒いものがあります。ということで小説家としての指南書にはほど遠い。学生の文章添削の参考にしかなりません。中条氏はバカボン研究が関の山かな。。。時間とお金の無駄使いをしてしましました。
批判は簡単 小説家になる!―芥川賞・直木賞だって狙える12講 (ちくま文庫)
色々な作品を出して誹謗中傷しているが読んでいてあまり気分のいいものではない。ご自分はというと文学を真面目に勉強してきた方かもしれないが世間で広く受け入れられていない証拠にべストセラー作家にはなれていない。そうした著者が直木賞・芥川賞だって狙えるといくらうたったところでまるで説得力はない。なぜなら自分は未だ賞も受賞してないのだから。本書では国語の授業ではあるまいし、技法がなんだの、比喩がなんだの、無駄な表現だの、しまいには「文学する」だの変な言葉を使い(文学は動詞じゃない)いかにも最もらしいことを書き綴っているが、まさに完成された作品を批判するのは簡単であり、ベストセラーを生み出すのは難しいという実践と空論だけの叩きあいにしか私は感じなかった。売れる映画を実際作る監督とそれを見て粗探しをする映画評論家となんら変わりはない。本当に小説家になりたければ売れてる作家の本を読むことだ。単に面白おかしく批判を読みたい方ならいいかもしれませんが。。。
ある小説の酷評 小説家になる!―芥川賞・直木賞だって狙える12講 (ちくま文庫)
「悪い例」として、ある小説を酷評するのですが、それが面白くて、何回も読んでしまいます。 本書は確かに専門用語が出てきますが、きちんとその説明もされており、「直喩」「隠喩」といった事まで教えてくれます。 少々、好きな小説をベタ誉めし過ぎな所が鼻につくのですが、なかなか楽しめる上に勉強になります。 買って損なしです。
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