今 いくつであっても、これまで大変な時を過ごしながら、今日まで生き延びて来たことに感謝したいと思います。
なぜって?
やっぱり生きるのは本当に大変だから、それを乗り越えてきたことはすごいことだから。そんな風に思うと、不思議と自分と周りの人(年上の方に対しても、年下の人に対しても)に優しい気持ちを感じられるようになってきます。
この本は大人と子供という分け方ではなくて、1本のつながった人生の中で、ちょっと先に生きてきて、ちょっと経験も多いかもしれない友人から、話しかけるような感じで書かれています。
ともすると、先輩のアドバイスや先人の知恵みたいな話は、斜に構えてしまって、過剰反応の反発の嵐が湧き上がってくるものですが、そんな感じはまったくありません。むしろ素直に話に引き込まれながら読み進んでいく自分を感じてしまうのではないかと思います。
最近 ”疲れたなぁー” とお感じの皆様に、清涼剤(古風なたとえですが)のように読まれてみることをお勧めいたします。
中学生に向けた秋元氏の人生アドバイスである。中学生の親である大人が読んでみても、中学生になった自分と大人である自分の2つの心に素直に水が染みとおるようにメッセージが伝わってきた。
人生論のベストセラーライターたちが書くメッセージの裏に感じる、どこか一点の嘘が、本書には感じなかった。毒舌ぬきの橋本治のような真摯な文章である