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よかった! 宮本亜門の バタアシ人生 ―自殺未遂・引きこもり・対人恐怖症・・・すべて経験済み 居場所を見つけた11人の生き方のコツ話
読んで「著者にファンレター書いてみたい!」
(実行に移すかどうかは別問題として)と思った本は
久し振りでした。
宮本亜門さんの自叙伝ぽいもの、幼少期から
つい最近までの話も少しあり、
よしもとばななさん、サンディーさん、
天外伺朗さん、須藤元気さんなど、見る人が見れば
「お!」と思う、スピリチュアル系、ちょっぴりヒッピー系な人の
オンパレード。
中でも私が心引かれたのは、巻末近くにある
外科医の先生と佐野さん、というヨットマンの方。
お二人とも生と死に向かい合う仕事や向かい合われた方で、
そのお話はとても興味深く、外科医の先生の患者さんのお話は
読んでいて涙が出ました。
宮本さんの幼少期からの自殺未遂、引き込もり、大事故など
よくここまで話せるなあ、と思う内容。
これを読んだら、自殺未遂した事のある方や
今引きこもっている人などもちょっと勇気がもらえるのでは?と思います。
対談されている方がみな「気持ち」とか「感情」とか
ひいては「人生」のようなものをとても大切に考えていて、
勉強になりました。
宮本さんのバタアシかも知れないけれど、でももがいて、もがいて
こうして素敵な1冊の本が出来上がったのだな、と思います。
宮本さんがもがいていた時期はきっと苦しかったのでしょうが、
おかげで私たちはこういう素敵な本と出合うことが出来ました。
いい本です。
見えない世界の舞台を見た 宮本亜門の バタアシ人生 ―自殺未遂・引きこもり・対人恐怖症・・・すべて経験済み 居場所を見つけた11人の生き方のコツ話
雑誌MISS掲載「宮本亜門 見えない“ココロ”の育て方」をもとに再度書き下ろしたもの、だそうです。
見えるものだけを認める時代のなか、見えないものを語るのは、とっても、バランス感覚を要するものだと思います。
見えないものを大切と感じる。だから、思い切って船出し、語り始めた途端、航海は後悔に変わる。
多くの先人が、そうした困難の中で、港から離れず、あるいは港に戻り、静かに生きることを選んできたのだろうと想像しました。
亜門さんは、学習や論考からだけではない、ご自身の様々な体験(読んでのお楽しみ)による「実感」を背景に、演出家としてその最適な表現角度から、見えない世界を、見えない世界を持っているからこそ豊かに生きる人たちを、本という舞台の中に立ち上げたように感じました。それは、見えない世界の仲間たちが、とっても、豊かに、素敵に、生きていることが活き活きと伝わってくるから・・・。
編集者や取材者の方など、舞台を共に作った人たちへの想いを素直に表しているのも、亜門さんらしいです。
特定の宗教、思想、カリスマ、典型的体験。そういったものに絡めとるのではなく、各人の個性、その人らしさの、芯のようなところに、豊かな、各人の、見えない世界が、個性的に広がっている。
亜門さんが感じるのは、そういうことかなと、推しはかる訳は、これも読んでのお楽しみで。
素敵な本です。
あきらめず、バタアシでもがき泳いだその先に広がっていた景色は、これだったのですね、亜門さん。
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