カスタマーレビュー
真実を知らされないことの怖さ 正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために
納得の書です。この書の構成は、はじめに著者の主張が記されており、その後に根拠が説明されているので、大変読み易くなっています。
「地球温暖化は、人為的に排出され炭酸ガスなど原因で、これによって地球の環境が変動している」と言われ、国や地方で盛んにCO2削減に向けての施策が進められ、多大な投資がされてきました。しかし、「現在進行中の温暖化の大部分は地球の自然変動であり、人類活動により放出された炭酸ガスの温室効果によるのはわずかであり、たとえ100%炭酸ガスを抑制できたとしても、温暖化は進行していく」という説明は、説得力がありました。
私たちは、真実を知らされず、グルーバル資本主義の中で、踊らされていることを痛感しました。今の地球温暖化問題とは真実を知らされていないことであり、これから大切なことは、限られた化石燃料を有効に使うとともに、新エネルギー政策に力を入れていくことだと痛感しました。
本当に大事なことは報道されない、らしい 正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために
この本を読んで、つかこうへいの有名な戯曲を思い出した。本当に大事なことは報道されない、ということはここでも起こっていた。
まず驚いたのがあれだけ喧伝されてきたCO2主犯説の根拠「ホッケースティック説」が反証にさらされた結果、2007年のIPCC報告からはひっそりと使用されなくなっていること。でもそんなことは報道されない。
温暖化のコンピューターシュミレーションでは条件のチューニングによっていくらでも結果が変わりうる。報道されている悲惨なシナリオ以外にもいろいろな結果が出るし、第一、過去の温暖化分布の変化はシュミレーションで再現できていない。でも、それも報道されない。海水面上昇も気温予測も、この類の例が本書には数多く挙げられている。
報道って、いったい何なのだろう。私たちがそれを求めるから報道するという。しかし、実際はある先入観に適合した、ラクに書けるニュースばかりが報道されているようだ。「いまさら逆の報道は出来ない」と開き直る関係者もいるらしい。この風潮に警鐘をならした学者は現代の魔女狩りにあっているといっても言い過ぎではない。この点に関しては nature や science といった一流の科学ジャーナリズムとされる雑誌の責任も無視できない。ひょっとすると、彼らは科学ジャーナリズムを越えて政治的な影響力を持ちたかったのだろうかと(著者の意見ではなく、私が)勘ぐってしまう。
著者は地球の気候変動などという解決不能の現象にかまかけて、より大きな自然破壊の問題がおろそかにされていると主張する。グローバル資本主義が環境破壊を輸出する装置になってしまっている、この破壊を監視する努力こそ必要だと。「大切な石炭・石油資源をできるだけ多く子孫のために残しましょう。無駄を省きましょう。」過去に言い古されたはずのこの言葉が、本書の末尾で語られると非常に新鮮に聞こえる。
温暖化対策なんかで遊んでいる余裕は確かになさそうだ。
そんな楽観的な状況ではないのでは、、、 正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために
話を始める前に、前提として、自然は汲み尽くすことはできない。つまり解明しつくされることはない。また、なんびとも時代の制約から免れることはできない。このことを正面きって否定する人は少ないだろう。
温暖化対策を推進しようとしている人々も、コンピュータシュミレーションが完璧だと思っている人は誰もいない。
また、完璧になることは永遠にない。たとえ、量子コンピュータが開発されようと、1億年後だろうと。
しかし、現時点でベストに近いシュミレーションは必ずあるわけで、それを基に叡智を結集して、今、ことにあたるのは、ひとえに対象が地球であり、実験室と違ってやり直しがきかないということによる。
他面から見れば、どんな状態の地球を子孫に残こすか、ということを真剣に考えているかどうかという問題にも帰着する。
京都議定書は国益に反する。 正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために
温室効果ガスというものによる気候変動について懐疑的になった私は私に出来る範囲でいろいろ調べてみたが、少なくとも人間の文明活動が温室効果ガスを爆発的に増やしたわけでもないようだし、温室効果ガス自体がそれほどの影響力を持っていないとも言われている。あるいは、温室効果があるからこそ太陽の恩恵を程よく閉じ込めている現実がある。ICPPの出す情報が以下に偏っているかを指摘し、総合的に情報を分析すると、もはやスーパーコンピューターの計算どおり、地球の気温が上昇するとは断定出来なくなったのであります。
その断定出来ない情報のもとに発行された京都議定書なる条約は日本だけが一生懸命に約束をまもろうとしております。
排出権を海外から購入してまでも約束を守る努力を続けております。日本だけが守ろうとしているのです。
かなりの確立で温室効果ガスというのが間違った考えであったとすると、日本は間違った考えに基づいた環境に配慮し、商品を開発にコストを掛けている日本。当然商品の価格は高くなる。だから正社員よりいわゆる「非正規雇用」が増えるのです。
数日前にはWWFのことを書きましたが、どうも環境プロジェクト全体にいかがわしさを禁じえないわけです。確定した事実と、サイエンス・フィクションとの切り分けを明確にしてゆくことで、本当に人類にとって受け入れるべき問題や取り組むべき課題というのが把握できるのではなかろうかと思いました。
きちんとした学者による、きちんとした温暖化自然現象論 正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために
「地球温暖化の原因は人類起源のCO2ではない」論をいくつか読んでるのだが、今回は赤祖父先生。地球電磁気学の先達でオーロラの専門家。アラスカ大学国際北極圏研究センターの所長を務めていたので、極地気候についても専門家に近い知識をお持ちの方だ。
本書の主張を要約すれば、「近年の温暖化は19世紀から続いているものである。人類起源のCO2が目立って増加するのは20世紀半ば以降であるから、関連は認められない。」というものだ。論拠もしっかり挙げてあるし、IPCC側の背景もしっかり批判していて、かなり説得的。お年寄り(77歳)の世迷い事とは決して言えないでしょう、これは。
著者が頭に来た反論というのがあって、「コンピュータシミュレーションで小氷期が再現できないので、そんなものはなかった」と言われたことがあったとか。17世紀にはテムズ川が凍るのが常態であったとか、日本でも天明の飢饉があったなど、寒冷期であることは明白なのに、全世界的な気温データがないと認めないと言ってしまう人の出るのは、最近の学会の雰囲気からして本当かもしれないと思わなくもない。
全体として、繰り返しが多いとか、日本語としてこなれていない言い回しが散見されるとか、小氷期で定着している Little Ice Age を小氷河期と書かれているとか、気になるところはあったが(アラスカ暮らしが長いので仕方ないでしょう。編集者の責任だよなあ)しっかり書かれた「反温暖化論」として重要な本だ。
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