カスタマーレビュー
うつと10年間闘ってきた筆者のやさしい言葉の数々 それって、立派な「うつ」ですよ―自分を責める人たちの処方箋
悩み事で目が覚めたり、月曜日に出勤したくなくなったり、休んでも疲れがとれない、なんて状態は多かれ少なかれ多くの人が経験することです。それが高じますとうつという病気となるわけで、筆者が16ページに書かれているような傾向が強まると精神科や心療内科への受診を勧めるというのはよく分かりました。一時的な対処療法では解消しないこともその通りだと思います。
現代人はストレスにさらされており、職場における「うつ」というのも、多忙で複雑な人間関係の坩堝の中にいる現代人にとって避けられない問題です。当然誰でも起こりうるわけで、だから本書のように丁寧に分かりやすくそのことについて述べてくれるような存在が必要になってきます。筆者の体験からくる対処の仕方は大変参考になりますし、優しい感情で書かれていますので、うつの症状で苦しんでいる人も読むことに抵抗がないように感じました。
また第4章でも書かれていますが、うつによって、うさばらしのために飲むアルコールやパチンコなどのギャンブルに依存する人も出てくるわけで、そのあたりとの関連性も参考になりましたし、気をつける点でもありましょう。
思い切って仕事を休めばまた心の回復へと向かうわけで、無理をしない生活習慣ができればそれに越したことはないですね。社会環境が厳しくなり、職場での状況もまた同様です。うつに陥りやすい状況を考えるたびに、日本の社会の在り方も含めて考えないといけないことだと感じました。
全体を読了して、うつの症状に対して優しく語りかける記述が心に残りました。
早めの対処をお勧めする本。 それって、立派な「うつ」ですよ―自分を責める人たちの処方箋
著者は、うつを体験した方で、肩書きはフリーライターです。うつでありなが、一時的な気分の落ち込みや疲労と思っている場合が多くその危険性が書かれています。読んでいて、うつ症状が当てはまらない人はいないのではないかと思うほどでしたが、結局のところその程度なのでしょう。うつというのはグレーゾーンが大きく、お医者様でもはっきりと言えない部分があるそうです。うつにありがちないろんな症状や気分が紹介されていますので、これらを参考にして早めの対処をしてもらおうという意図で書かれた本だと思います。最近プチうつという言葉が使われることが多いそうですが、なかなかその状態が解消されないような方にお勧めかと思います。
「もしかしてうつかも」と思ったら それって、立派な「うつ」ですよ―自分を責める人たちの処方箋
最近、「プチうつ」ということばが言われるようになっている。
だがこれは非常に曖昧で、ちょっとした気分の落ち込みで、
「うつ病」と言えないものを「プチうつ」としていることが多い。
私は個人的にはこの表現はあまり好きではない。
だから本書も、「うつ以前の人向け」ということで、
かえって「オレもうつかも」「私もうつでは」……と煽るような内容になってないかと思っていた。
しかしさすが体験者が書いただけのことはある。
うつ以前の、いわゆる病的なうつではなくても、広い意味でうつに変わりはない。
その早い段階で手を打たなければならないのです――
これが著者の基本スタンスだ。いわば、「落ち込み対処法」である。
このような本は、実はありそうでなかった。
プチうつで問題なのは、たとえば月曜日が憂うつなのを「週末症候群」と名付けたり、
逆に「そういうのはうつではありません」と切って捨てたりすることだ。
プチだろうと何だろうと、うつ的病理、うつ的悩みを抱えていることに間違いはない。
ここで何かをを打つことが「早期治療」になるのだ。
プチうつを放っておくと、恐い未来が待っていることもある。
本書はさまざまな事例をあげながら、うつ以前の人が「重くなるのを防ぐ方法」をたくさんあげてくれている。
リハビリのための方法も満載だ。
プチうつということばが連発されているわけでもなく、
おちゃらけた感じ、うつを軽く見入る感じも少ない。
「もしかしてうつかも」と思っている人は、一読の価値はあると思う。
また、アルコール依存などの依存症にもページをさいていることも、評価できる。
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