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ある朝ドラヒロインの著書 ニコッと笑えばお友達
著者の高野志穂は、2002年のNHK朝ドラ「さくら」の主人公。日系アメリカ人が主役となるドラマで、得意の英語を生かしてなかなかの好演で、ドラマも好評だった。この本は朝ドラの後、活動を広げていこうという時期に書かれた本で、生い立ちなど自らを語る部分と、ドラマ撮影中に連載していたエッセーとからなっている。
前途洋々に思えた高野志穂だが、盛んに活動していたのは朝ドラから一年くらいで、その後の仕事は数えるほどしかしていないうえ、ここ半年ほどまるで新しい情報がない状態である。多くの女優が順調に成長していく朝ドラヒロインとしては、かなり寂しい状態である。
今後この女優がどうなっていくかはわからない。ひょっとして引退したのかもしれないし、続けていくにしてももう順調にはいかないかもしれない。この本を読むと、著者が自らを評して「頑固」であるとしている。「さくら」の撮影で、演出家と対立した話をふりかえり、「今でも自分が正しいと思っている」とあえて記す頑迷さは、はたしてこの女優にとってプラスだったのだろうか。今の彼女の状況をみるにつけ、そんなことも考えたくなる。
ともかく2002年〜03年にかけて活躍した一人の朝ドラヒロイン出身者の記録として、それなりの意味はあるだろう。
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