表題作の他、「女王陛下の憂鬱」「カルタゴ幻想」を収録。
「ドラッヘンの騎士」は現代ドイツの町おこしから起こる騒動の話。
少佐のような強面の主人公が、800年前のドラッヘン公暗殺の話を探る話と町おこしの騎馬試合をからめて活躍。
「カルタゴ幻想」が「サラディンの日」の中に収録されていてだぶったのが残念。
「女王陛下の憂鬱」は、久々の英国時代物。ケイト・ブランシェット主演の映
画「エリザベス」や、ドイツの劇作家シラーの「マリア・ストゥアルト」(メアリ・スチュアート、スコットランド女王のこと。確か、岩波文庫から出ています)を見たり読んだりした方なら、うんうんとうなずける陰謀話です。
青池作品は、生半可な想像力で描けるものではないです。
かなりの数の本を読んだ上で、これらの作品を世に出しているのでしょう。