命在るかの様に美しい音色で人々を魅了しながら異なる国々と人々と共に旅をする、俗に呼ばれるレッド・バイオリンは十七世紀頃にイタリアのクレモナでの天才バイオリン職人ニコロ・ブソッティの最後で最高の作品。その旅で人々に希望や幸せを与え、そして、悲劇的にそれと共に生命までをも奪うが、尚魅力的で神秘的な故、レッド・バイオリンは人々に求められ続ける。現実的であり不思議な話。
この話を映像で観る前に運良くこの本を読んだ私は、この本の解説で述べられるバイオリンの歴史と音色の不思議さを紹介し、当時バイオリンを始めたばかりの私に話の奥深さを感させた。そして、映画の製作にあたっての話によって、画像で観る時の楽しみを増やした。よってVCDやDVDでレッド・バイオリン観る前にこの本を読むことを私は勧める。