カスタマーレビュー
続きが読みてーよー野沢さん! 龍時 03‐04 (文春文庫)
こっちの世界では2006年のW杯の後、中田英寿が引退して、2007年中村俊輔がチャンピオンズリーグでマンUから2発フリーキックを決めて、2008年日本代表は日替わり弁当のようにメンバーがコロコロ変わり、興味がどんどん薄れています。
こんな時こそリュウジが必要だったんじゃないんですか?
監督と選手の心理戦に注目! 龍時 03‐04 (文春文庫)
「我が魂よ不死を求むことなかれ。ただ可能の限界を汲みつくせ」
ギリシャ神話にあるという冒頭の言葉をめぐる監督と選手の心理描写を中心に,アテネ五輪において現実の日本代表が成しえなかったグループリーグ突破と,決勝までの道のりが生々しく描かれます。
選手二人と監督・コーチ以外の登場選手は,すべて実名。このサジ加減が絶妙で,簡単にイメージできる現実の選手に囲まれつつも,主要キャラを架空の人物にすることで物語の世界への感情移入をラクにしてます。オーバーエイジ枠で呼ばれた曽ケ端や明神がいい味出してます。
本作刊行直前に収録された中西氏との対談の10日後に著者が自殺。「龍時の引退後までこの作品を書き続けたい」と語った著者が死を選んだ意図は何だったのか。ケガとリハビリをテーマとし,中西氏をその気にさせた次回作,読みたかったな。。。
一気に読んだ(シリーズ絶筆...。) 龍時 03‐04 (文春文庫)
シリーズ第三作
アテネオリンピックが舞台です。現実の結果が本作のようだったら良かったのですが。
前二作同様、サッカー場面は非常に軽快で切れ味鋭い描写になっています。主人公はずいぶん大人になった印象を受けます。サッカー以外への内面の葛藤を振り切れた感じがします。主人公の内面へ向かう描写が、1作目、2作目と比べて「軽く」感じられるようになりました。
「そんなに生き急がなくても」という切迫感がやわらかくなっています。その後の著者の死を思うと矛盾する感じがするのですが。逆に次期代表監督となるであろうオリンピック代表監督夫妻の複雑な背景描写にずいぶん筆を割いています。この部分はずいぶん重い印象を受けます。おそらくこの監督と共に代表に入って、監督と共に主人公も成長していくという今後の展開が予想できるのですが...。
このシリーズとしては著者の遺稿となってしまったわけですが、成長の物語としては中途半端でも、本作は本作で完結できるクオリティを持っています。'04アテネ、'06ドイツと悔しい思いをしたサッカーファンは爽快な気分になれるのではないでしょうか?
続きが読みたい・・・。 龍時 03‐04 (文春文庫)
ドイツW杯、龍時のような選手がいてくれればとちょっぴり思いました。
続編が読めなくてとても残念ですが、とっても面白かったです。
いま、話題のスペインリーグでの話も出てくるし、GOODです。
龍時の最後 龍時 03‐04 (文春文庫)
龍時シリーズの最後となってしまったこの作品。
アテネオリンピックで代表に選ばれ、奮闘する龍時と代表監督の平義が話の中心として進んでいく。
この作品はオリンピック以前に書かれたため選出されている日本人選手も出場国も作者の考えで決定されている。
オリンピックということもあり今回の作品は試合のシーンがとても長いが決して飽きることなく読むことができどんどんと引き込まれていく。
そして作中に出てくる「我が魂よ不死を求むことなかれ。ただ可能の限界を汲みつくせ」という言葉はとても印象的です。
あとがきには次のシーズンはリュウジとケガとの戦いを書きたいと語っていた野沢氏の自殺は正直納得がいかないが、リュウジは永遠に生き続けてほしい。
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