カスタマーレビュー
裏ネタ満載で楽しめます くたばれ!ハリウッド (文春文庫)
『ゴッドファーザー』『ラヴ・ストーリィ』『チャイナタウン』などなど、とりわけ'70年代のアメリカ映画の根幹を成した作品集のプロデューサーだったボブ・エヴァンスの半生記。
本人自身が役者出身だっただけあって、とにかく会社の上層部に対するプレゼンテーションなどが上手い!多分製作資金もああやって集めたんだろうな。プレゼンのテクはやっぱり「フカしてナンボ」ということが改めてよぉくわかった。
当然のように画面にはなつかしい作品のショットが次々と表れ「うんうん、全部わかる!まだ私も捨てたもんじゃないな」なんてヘンな自己満足を感じてしまった。
それに舞台裏の面白映像もたくさん。
ロマン・ポランスキーのフェンシングはなかなかだったし、ダスティン・ホフマンの物まねは今に始まったことじゃないけどここでもホント上手くて笑わせる。ジャック・ニコルソンの「イヤン、見ないで」的ブキミ映像も必見!
長い夜を一人でも愉しめる映画だった。
70年代の映画ファンにはたまらない内容 くたばれ!ハリウッド (文春文庫)
製作した『ゴッドファーザー』と『チャイナタウン』はアメリカが国家として保存している100作品であり、国家保存の100作品を2つプロデュースしている現役映画人は彼しかいない。 斜陽産業となったハリウッドの中でも、最低ラインに沈んでいたパラマウント社の立て直しに白羽の矢を立てられ、ヒットを連発、伝説の存在になる。特に『ある愛の詩』。この映画は史上初めて制作費の100倍以上を稼いだ映画となったという。そして、その主演女優だったアリ・マッグロウと結婚。『ゴッドファーザー』のワールド・プレミアには親友だったキッシンジャーともども現れ喝采を浴びるというところまでが絶頂期。しかし、大ヒット確実と云われた『ブラック・サンデー』がアラブ諸国からの反発で大コケしたあたりからツキをなくし、コカインでパクられ、身におぼえのない殺人容疑までかけられ、プロデューサーとしてやっていけなくなる。グレタ・ガルボが隠棲したという隠れ家「ウッドハウス」に閉じこもりがちになった彼だが、やがてなんとか復活、現役で仕事を続けている。 アラン・ドロンがすごく義理堅くて良いヤツだったり、ジャック・ニコルソンがそれに輪をかけて良いヤツだったり、フランシス・フォード・コッポラがダメ人間だったり、とにかく出てくる登場人物がスゴイので、70年代によく映画を見ていた人間にはたまらない内容。
いやおうなくハリウッドスターに再接近させられる快著 くたばれ!ハリウッド (文春文庫)
古くはチャンドラーのL.A.あるいはジェイムズ・エルロイの描く地上の果てとしてのハリウッド、それらに興味がある方ならば必読の書だ。映画産業がどれほど多くのエゴのぶつかり合いの上に成り立っているか、一編の映画がどのような確執を経て作られるのか、あるいは作られないのか……スリリングな一冊だ。 美化された自伝? と言うのはたやすいが、これだけ多くの事件やエピソードをたどって描くことができた作者の記憶力と構成力には圧倒される。コッポラという人の本性、ジャックニコルソンの熱い友情には涙が出た。
映画好きを映画通にする本! くたばれ!ハリウッド (文春文庫)
ロバート・エバンスの映画を見た方ならかなりの興味をもって読めるだろう。彼の代表作は「ある愛の詩」「ゴッドファーザー」「チャイナタウン」等など。当時落ち目のパラマウント映画をこれらの歴史的なヒット作で再建を果たす。そのころ、人気絶頂のアリ・マッグローと結婚し人生の頂点を迎える。エバンスは、映画俳優を目指すが一流とまでは行かず、兄弟でビジネスを初め巨万の富を手にする。そして、映画の花形プロデューサーに。しかし、そういう彼は、格好のゴシップネタでもあった。アメリカン・ドリームを体現したような前半の人生と、石ころのように転げ落ちる後半の人生を、彼は率直に独白している。フランシス・フォード・コッポラやウォーレン・ビューティ、ジャック・ニコルソンなどハリウッドのビッグ・ネームが、彼との交友を通して様々な面を見せてくれる。 映画と共に綴られてゆく物語なので、映画好きの人にはお薦めである。プロデューサーという仕事の中身が非常によく分かるのも嬉しい。ゴシップネタ、裏話はたくさん出てくるが、何よりエバンスの「映画」への愛情が感じられる。 アメリカ映画の奥の深さを知ることが出来る。
最新レビュー くたばれ!ハリウッド (文春文庫)
くたばれ!ハリウッド (文春文庫)を買った人はこんな商品も買っています
関連ページ
|