カスタマーレビュー
未来は見通せていた 悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環
著者は、30年スパンで世の中を見ないといけないという。日本は格差社会になった。それはこの15年間で劇的に変化した。内橋氏はそのような社会が生まれた原因を世界史的な観点でとらえなおす。
そうすると、アメリカ、南米などで起こったことを見ていくうちに氏は「新自由主義循環」あるいは「市場原理主義の循環運動」があることに気がつく。それがいま日本に向かってやってきているのである。内橋氏は95年の段階で、明確に現代の日本を見通していました。なぜならそれはすでに世界で起きていたことだったから。
なぜ私たちは、ルール変更を受け入れたのか。
市場原理主義の起源はその経済思想の根拠はどのようなものか。
中南米で起きた「ネオリベラズム・サイクル」はどのような結果になり、何を教訓とするのか。
平和の問題とどのように関係するのか。
もうひとつの日本は可能か。…というようなことが展開されています。目から鱗の部分がたくさんあります。
再規制か・・・・。どうだろう。 悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環
著者は「バブルの崩壊は日本社会を無茶苦茶にしました。」と述べる。
その元凶である、新自由主義・ネオリベラリズム・市場原理主義について、国家破壊的な作用があることを暴露する本。
また、ネオリベラリズムには経済サイクルがあって、一時しのぎ的な効果が株価を吊り上げたり、景気浮上を演出するが、いずれもとの木阿弥に陥ると指摘する。アルゼンチンはネオリベラリズムサイクル2巡目で崩壊。日本は1巡したところ。
さて、どうなることやら。
南米の都市を埋め尽くすスラム街。
つい、日本のフリーターというアンダークラスの発生。北九州市の労働者の餓死など棄民政策、米国の戦争、中東市場化戦略などの発生、水道の民営化というか私物化など未来図を考えてしまう。本書にはないが、映画トータルリコールのような世界征服をたくらむ諸悪の根源に、どうしてエルビスのものまねまでして・・・。ブッシュもそこまでしてもらっても、「俺には何ともしてやれないよ。」と、だって俺はただ軍産複合体の後押ししているだけだから・・・と、情けない顔をされた日本の将来は確かに危ぶないと思う。
再規制を宣言する内容となっているが、地方ばら撒きではダメなことは承知している。
さて、どうするのだろう。
格差社会の根底にあるものとは? 悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環
この本を読んで、何かに追い立てられているような日常の、その根底に流れている
脅迫的な意識・圧力の正体が見えてきたように思えた。
そうか、そうだったのか・・・、という感じです。
「エンデの遺言」以来の内橋氏のファンだったが、この本を読んで、
内橋氏の他の本も読みたくなりました。
この時代を生きる全ての人にとって、必読!だと思います。
本当に未来は予想できるのか? 悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環
ここに書かれてあることは、事実だろう。
著者の高い志も、すばらしいことだと思う。
ただ、本当に未来は予想できるのか(予想できたのか?)?
そこだけは疑問に感じる。
なるほどとうなずける正当な批判も多かろう 悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環
経済思想等詳しくない人でも、すぐに
ネオ・リベラリズム批判ができる便利な本。
本書のすべてを鵜呑みにしてはいけないだろうが
なるほどとうなずける正当な批判も多かろう。
本書に登場する「マネー」の概念が
極めて曖昧なこと、そして氏が描く未来も
また極めて漠然としている点は不満だが
わかりやすい、という点は買いだろう。
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