カスタマーレビュー
読み応えあり 星をつかむ料理人
伝説のステアマリスの吉田シェフに関するドキュメンタリー本である。渡仏して以降の軌跡が隠すところなく描かれている。ミシュランの星を取ることが如何に敷居が高いことであり、多くのシェフが日々どんな気持ちで細心の注意を払いながら調査員の来訪を待ち望んでいるかが行間からにじみ出してくる。顔をみれば人生がわかるという言葉があるが、スターシェフにもかかわらず彼の顔には深く険しい皺が刻まれている。すでに星を取り、日本に凱旋し東京に支店を出して久しいが、どんな思いで彼がここまで到達したのか、この本には赤裸々に書かれている。パリで掴んだ、大地(テロワ)の料理というコンセプト。家族のこと。ロブションとの関係。誰もが星を予期した年のまさかの落選。落選したことで逆に記述に深みが出ているように思う。ドキュメンタリーとして読み応え抜群だが、なんとなく本人はもっと濃いんじゃないかとも思わせる、そんなドキュメンタリー作品です。
パワーを与えてくれる必読の一冊!! 星をつかむ料理人
食の都「パリ」で、日本人でありながらミシュランの星獲得に挑戦する
男の物語。
才能ってこう作られるのだなぁ、とか、才能のある人間はこうやって
更に自分を高めていくのだなぁ、とか、そういったことが彼の人生を通して
垣間見れる一冊。
更には、人生の伴侶となる人間の大切さや、人脈の大切さを教えられる。
読んで、爽快な気持ちになり、
読んで、勇気付けられ、
読んで、人という財産を考えさせられる、
そんな一冊である。
星より輝く料理人 星をつかむ料理人
毎日放送系「情熱大陸」を拝見して、吉野氏を知りました。私も趣味で料理を作るので、興味本位に眺めておりましたが、その吉野氏の何とも言えない鋭い眼光に惹かれて、本書を手に取りました。共著という事もあり、あまり文章の上手くない料理バカが著した本かな?と、最初は思いましたが、それは間違いだと1ページ目から気づきました。ミシュランの星を執念深く追い求める料理人の姿が書かれていますが、すでに「星」よりも輝いている料理人にますます次第に惹かれていきます。また、奥様の病やフランス進出に伴う契約上のトラブルなど、「現実は小説より奇なり」といった作品で、「スクールウォーズ」的波瀾が本書をより一層興味深くしています。料理人にとって「星」が必ずしも結果ではないと思いますが、今後も応援し続けて行きたい人物が見つかりました。
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