カスタマーレビュー
おもしろばなし。 日本世間噺大系 (新潮文庫)
これほんとうかなぁ?みたいなお話(エッセイ)を集めたものです。
他の伊丹十三作品からうけるインパクトそのままに
伊丹ファンもそうでない人も、単純に読み物として楽しく読めます。
評価するとなると、なかなか難しい。
あまりに盛りだくさんで、「いい!」と思う作品と、「ちょっとなぁ。」と思う作品が
混在していて。。。
まぁ。伊丹色という意味では、粒ぞろいだけど、できのよさということでは
自分の中では、評価が分かれる作品集でした。
今ひとつかな 日本世間噺大系 (新潮文庫)
彼の映画監督としてのポジションや、エッセイストとしてのポジションを考えると、
この作品は、正直言って、「中途半端」です。
残念と賞賛の中間かな?
怪しげな… 日本世間噺大系 (新潮文庫)
エッセイと短編小説とインタビューが混じったような本です。 インタビューと言っても、井戸端会議に首を突っ込んだような味わいであり、創作なのか本当に聞きに行ったのかよく分からない怪しさがあります。 しかしその井戸端会議のジャンルが多岐にわたっていて、しかもあまり有益なものはない。まったくこんな話、いつどこへ聞きに行ったら聞けるんだ?というような、人を食ったものばかりです。 他の著者なら、創作では書けないよこれは、と思いますが、博識な伊丹氏なら創作もあり得ると思ってしまう。 エッセイは相変わらず極上。伊丹氏のエッセイは本当にハズレがまったくありませんね。 短編小説にも妙なものが多い。何の役に立つのか分からないような内容ですが、書こうと思って書けるものでもなさそう。 全体として、伊丹十三氏の、あの繊細で人を食ったようなキャラと底なしの博識が発揮された、怪しげな本、ということになります。
恐れ多くも・・・ 日本世間噺大系 (新潮文庫)
私は映画の伊丹作品を見たことがない。 「お葬式」だったかが面白いと聞いたが、先延ばしにして見ていない。 だけど、とても著名でいらっしゃるので、さぞカリスマ性とでも言おうか、人徳のある人だったのだろうと思っていた。 作り話のような小話やらエッセイやらあれこれ詰まった世間噺集であるが、心理学に興味を持っていた人らしい、内面の美しさや強さなんかをとても重視されてるように思った。 どうやらある意味ではとても厳しい人だったのでは、などと思って解説を読むと、あらっと裏切られる。 とにかく可愛らしくおちゃめ、わがままなようで憎めない、そんな人柄があふれでるエピソード。 恐れ多くも、今更ながら伊丹十三氏にとても興味を持った次第であります。
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