古市プロが生活してきた環境は我々アマゴルファーとなんら変わりはない。
メンバーである大神戸カントリー倶楽部の会員権は妻である千賀代さんが
家業であるカメラ店を切り盛りしながら(古市プロが店主)旅行へもいかず、
着たい服も買わずしてこつこつ貯めた155万円で購入したものである。
(うーん、泣かせる話である。女房の鏡みたいな人です)
また金に物を言わせて年間200ラウンドする人とも違う。
毎月のラウンドもお金の面から 2ラウンドが精一杯、そんな状況下でクラチャンを10回も取っている。
平成7年の阪神・淡路島大震災で友人・自宅兼店舗も失くすが、
1ヶ月前に借りた新しい駐車場にとめてあった車だけが奇跡的に被害に遭わなかった。
その車のトランクに普段トランクには積まないはずのゴルフバッグが積んであり、
これを「天命」と信じ、2000万円の借金を背負いながらゴルフで家族を食べさせていくと宣言する。
古市プロを破天荒と言ってしまえばそれまでだが、夫を信じる妻や2人の娘さんの愛情も感じられる。
ただのサクセスストーリーというだけでなく、阪神・淡路大震災の復興をどれだけ強く願っているかということが
人間味あふれるタッチで描かれている一冊である。