カスタマーレビュー
世界情勢(ロシア情勢)と自分の人生はどこかでつながっている ロシア・ショック
金融危機以前のロシア、ではありますけれども、大前氏のいつもの
著作のように、ロジックがあって大変理解しやすい、現実のロシアです。
近代の歴史、プーチン以降の繁栄を謳歌、資源大国ロシアを、
くまなく知ることができる、紀行と政治ジャーナリズムと国際情勢。
おもしろく読むことができます。特に印象深いのは、日本人がロシアに
歴史的に負の印象を抱くのに対して、ロシア人は総じて日本、日本人、
そして日本製製品には、きわめて好意的である、というのは、おもしろいです。
前半は、ロシアの現代政治史がコンパクトに整理されていて、プーチン政権
がいかに約束された政権であるか、がわかります。
後半は産業の各分野ですが、特に、ITベンチャーについて、これでもか
というくらいたくさん、しかも、詳しく紹介されていて、IT=インド、中国
という安易な思い込みの間違いに気づけます。
特に、英語が堪能で、問題解決への取り組みの姿勢が、インドや中国とは
違うスタイルである、というところは大変興味深いです。
まだまだ、マフィア的、共産主義的なイメージが強く、商取引をまともに
行うには躊躇するロシアですが、本書では、日本との関係も含めて、2020年
までのロシア情勢(経済、政治、地政学的リスク含む)をきちんと知るには
よいレファレンス本ではないでしょうか?
時宜を逸してますが、ロシアを知らない人向けのロシア入門書 ロシア・ショック
米国発の不況を受けた実際のロシア市場と比して、時宜を逸してますが、ロシアを余り知らない方は簡潔にロシアの政治・社会・資本・企業情報等を知る事が出来ます。ですが、大前氏の本書目的「読者が新しいロシア観と世界観を描いてくれること」に対して、以前、チャイナインパクトを拝読した時のような世界観が変わる程の情報(ショック)はありませんでした。
佐藤優氏の本を多読してロシアの政治・社会はマクロに把握していたのと、ピアノの先生がロシア人で大前さんの言うロシアに親しみを感じない82%の日本人ではない上、豊富なデータを用いて大前節で断定するのは気持ちが良いですが、鈴木宗男さんを引き合いに出した北方領土観等々、時折ロジカルに納得できず、傲慢な言い回しも目に付きます。
これまで20冊程大前さんの著書を購入してきましたが、次作は全ての内容においてロジカルに納得出来、かつ傲慢ではない表現を望みます。
因みに新しく得た知識で印象に残った3点は、ロシアでは村上春樹が一番読まれている作家。多くの東欧諸国はフラットタックスを導入している。JTはロシアタバコ市場の34%を占める。
本書発売の時点でロシアの株価指数はピークから約70%も下落していた ロシア・ショック
2008年11月の発売。ここで言うロシアショックとは、2008年7月の資源バブル崩壊を機に急速に瓦解へと向かったロシア経済を指しているのではなく、それ以前の資源バブルに湧くロシアである。善意に解釈すれば、出版に関係する契約その他、いろいろあったのだろう。大前氏にとっては間の悪い資源バブル崩壊だ。が、原著論文であれば明らかに投稿を取り下げるべき事態だ。レヴューを見る限り、結果的に多くの読者がミスリードされているではないか。そのまま出版に踏み切った筆者と出版社の良識を問いたい。
そろそろ、ロシアに対する認識を変えましょ ロシア・ショック
ロシアは遠い。心理的に非常に遠い。
その理由は、ロシアを知らないからである。または知っても「で?」というスタンスで、済ませてきたからである。
しかし、ロシアには膨大なチャンスがある。まずはどのようなチャンスがあるのかについて知る時に本書が役に立つのである。本書に書かれている中で、日本人があまり知らないチャンスを以下に挙げる。
・ ロシア人の多くは日本が好きである
・ 日本製品は他国の製品よりも圧倒的に売れやすい
・ 村上春樹氏の作品がロシアで最も読まれる本No.2である
・ 「日露戦争って、何?」と言えるほど、日本に対するマイナスの
歴史認識はほとんどない
また日本企業の活躍を挙げる。
・ 三菱自動車が他の日本自動車企業よりも早くロシアに進出し、大成功している
・ JTが他の日本企業よりも投資額・売上・利益で上回っている
・ トヨタがプーチン前大統領の依頼を受けて、サンクトペテルブルグ
に工場を建設した
ロシア人の日本に対する認識と日本人のロシアに対する認識は、非常に大きく異なるのである。
もちろん、ロシアには非常にダークな部分もこってりと残っており、両手離しでロシアの現状を受け入れることはできない。しかし、日本にはわずかしかないようなチャンスがゴロゴロと転がっているとは言えるのである。
安価で視点・フレームをインストール! ロシア・ショック
この本を刊行したっていうのもあるのは理解した上で。
東欧ショックでも感じたことだけれども、
話のスケールがでかすぎて個人として投資?位でしか、
情報を活かせるイメージがわかない。
そこが自分の能力の現状を露骨に示しているため、
正直少しへこむんだけでども。
とはいえ、このコストで、
大前さんの世の中の着眼点や切り口など、
視点・フレームをインストールできるのはとても素敵だ。
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