ミステリマニアにささげる一冊、といわれると、さしてミステリマニアでもない
私などは気後れしてしまう。
ところがどっこい、読めばわかるが、この本に充満しているのは、
ミステリ(あるいは飼い猫や飼い犬)に対する、それはそれは深く真っ直ぐな愛情である。
私には元ネタのよくわからない話も出てくるが、そのつどネットで
調べながら読んだり、「すごく好きなんだな」と思いながら読んだり。
とにかく、そのひたむきな愛情が楽しい。
「推理小説」と書かず、「探偵小説」と表記するあたりも、愛情というかこだわりを感じる。