カスタマーレビュー
良いんだけど、少し期待はずれ 禁涙境事件 ”some tragedies of no-tear land”
ファンタジーxミステリーを売りにしているこのシリーズ。魔法の力が無効とされてしまう町の登場でファンタジーの味がごっそりと持っていかれ、戦地調停士・兼探偵EDの登場場面のあまりの少なさで推理部分も大幅に削除。推理などおおよそ不可能なので『禁涙境事件』はミステリーとは言えない。あえて言うなら「ミステリック」というところか。 異常とも言える鋭い観察眼で見事にバラバラだった禁涙境の4大不思議をつなげてしまうEDとその仮面の秘密。EDと風の騎士ヒースとの幼少の小さな思い出。メインポイントをあげればシリーズのファンとしては魅力的に聞こえるが、言葉を変えて言えば彼らが登場するのはそこだけなのでファンとして期待をそがれた気がするのは仕方が無いのかもしれない。 ファンタジーxミステリーを求めるならこの本はすすめられないが、調停士シリーズファンには主要登場人物の過去に触れられる作品なので満足感は得られると思う。上遠野氏の詩をつづるような、独特なスタイルも健在だ。
短編が続きます 禁涙境事件 ”some tragedies of no-tear land”
魔法の力が働かないという特殊な場所、禁涙境。 その不可思議さゆえに発展したが、不思議な事件も起きていた。 未解決といわれた事件の背後に潜むもの・・・ なぜそのようなことが起きなくてはいけなかったのか? 少々不条理な気もするが、そういうものかもしれない。 そんな短編が中心の小説です。
侮るなかれ。 禁涙境事件 ”some tragedies of no-tear land”
短編だと思って油断していると、思わぬ落とし穴に嵌まることに・・。最終章のオチには「ああっ!確かに!!」と、目から鱗が・・それぞれが、少しずつリンクして、一つの事件を構成する、この感覚が堪りません。短編だからこその技と言うか。
良し 禁涙境事件 ”some tragedies of no-tear land”
今作では舞台であるところの禁涙境にまつわる複数の事件を描いていく短編集的な形をとっており、各話で語られる諸要素が帰結となるエピソードにおいて収束していく様は実に見事。 トリックでなく、一つ一つの話をパズル的に組み合わせて全体を構成するという作業においてミステリ性を表現した、大変に作者らしい作品である。
う〜ん・・・ 禁涙境事件 ”some tragedies of no-tear land”
前作『海賊島事件』がメチャクチャ面白かったので、今回期待していたのだが・・・・・。 今回は、微妙な感じだ。 一つの事件の解決と言うより、過去の3つの殺人事件のそれぞれの解決という感じであった。つまり、短編のような印象を受けた。 もちろん、3つの殺人事件を関連づけるものはあるが・・・。 話としては、『殺竜事件』に近い印象である。トリックが「みもふたもない」ものであったのである。やはり、推理小説には見えない・・・。
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