カスタマーレビュー
何がプロフェッショナルを動機づけるのか? 成果主義と人事評価 (講談社現代新書)
企業に所属するビジネスパーソンはどのような環境であれば、
高いモチベーションを持続して働く事が出来るのでしょうか?
報酬は勿論大切でしょう。しかし正当な評価がなされなければなりません。
そこで成果主義はどうか?本書によれば、仕事の成果と報酬を一致させることは
技術的な問題で本質ではないといいます。もしその人が専門的な技術や知識を
持ち、それが活かせる仕事で、価値を生み出している実感があれば、心理的報酬が
金銭的報酬を補足して、仕事自体を楽しむようになるそうです。
そうなるには本人の実力と環境がなければなりませんが、そういう人は多くはあり
ませんが確かにいます。まず私たちのしなければならない事は、専門的知識を持った
プロフェッショナルになることなのでしょう。そして経営者も人材を消費するので
はなく、プロが活躍できる環境と正当な評価システムを整備する必要があるでしょう。
企業とビジネスパーソンがWIN WINの形で価値を生み出すためには大人の
相互依存関係を構築する必要があるのだと感じました。
人事評価制度の仕組みと影響を明快に解説しています 成果主義と人事評価 (講談社現代新書)
いろいろな人事評価の方法論を分かりやすく説明してあり,非常に興味深く,いろいろと考えさせられるものがありました.それぞれの評価制度において,その制度が働く人たちにどのような心理的影響を与えて,人々がどのような行動をとるようになるのかという点は,極めて明快で納得のいくものです.どのような制度にも長所と短所があり,必ずしも業績を向上するものではなく,場合によってはその企業を弱体化するものであるとか,賃金の変動はやる気を向上しないということは,よく言われることですが,本書を読むとその理由がはっきりと分かります.
では,そこまで分かっていて,なぜ成果主義を改善なり活用できないかというと,結局は業績の向上のためには,価値観の共有だとか経営者と社員のコミュニケーションが重要だと言うところに話が行ってしまうためです.大企業になるとトップの考えはなかなか下には伝わりませんし,管理職にしても半分は評価される社員の立場にいるわけですから,職場の雰囲気が悪い方向に動き始めるとすぐには修正できないためだと思います.
深くつっこんで述べられており,我が社の人事にもよく読んでもらいたいものです.久々のヒットで☆7つに値します.
筆者の人間的な眼差しが魅力的でした 成果主義と人事評価 (講談社現代新書)
組織で働く「人」という視点を大切に据えながら、成果主義制度と組織との相互作用によって変容していく現実の事象を簡潔に整理して分析し、課題を提示しています。全体を通じて筆者の人間的な暖かさが感じられ、大変共感できました。
日本会社事情 成果主義と人事評価 (講談社現代新書)
単に人事の面に限らず、日本のホワイトカラーの陥ってしまった困難な状況についてよく分析してある本だと思います。特にリストラや社員の動機付けに関する記述はなかなか鋭いです。処方箋が書いてある本ではないですが、「現代会社事情」という感じで興味深いです。
ROI的に見ればOK 成果主義と人事評価 (講談社現代新書)
色々と参考になることが書いてあったので、ROI的な考えで見ればOKである。 「この制度だとこういうのが問題だ」 このような調子で書いていたので、問題点を把握するのには参考になった。 しかし、問題点を挙げるだけで解決策は殆ど書かれていなかった。 「この制度だとこういうのが問題だ。じゃあ次の制度の話。」 といった調子で問題点だけを羅列している。 解決策はあっても少しだけである。 読者としてはなんだかしこりの残る内容だった。
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