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エメレンツィア祭りな番外編 護くんに番外編で祝福を!〈4〉 (電撃文庫)
今回は、護も絢子も脇役にまわるエメレンツィアばっかしの一冊。本編最後のエピローグで再来日していた彼女のその後である……と、言いながら最初に配された【終わらない物語】は護と絢子の未来の話。タイムスリップしていく記憶の中で護が見つけるのは、与えられる未来ではなく自分で掴み取る未来。だからこそ、めくるめく理想の未来像に違和感を持つ展開であるが、この2人の未来はおそらくこの通りになるのだろう。
【エメレンツィアの来日その1】再来日を果たしたエメレンツィアが宿無しと聞いて護宅にお泊まりする話。これを聞きつけて絢子も泊まると言い出すのは予想の範疇だが、他の面々も泊まるため、恋の鞘当てよりも単なるお泊まり会だったのが少し残念。帰宅した護(父)の冗談に乗せられて大暴走するエメレンツィアが可笑しい。
【エメレンツィアの来日その2】紅葉狩りと温泉のお話。本編でエメレンツィアが最初に登場したスキー場(周藤兄妹の別荘)へ再び訪れる流れに若干の懐かしさを感じる。ふと見つけたラヴレターによって思わぬ犯人(?)探しとなる展開が面白かったが、オチが良くも悪くも「そうきたか」というものだった。この人まだ諦めてないのね。「護くんの」松茸には爆笑。
【エメレンツィアの来日ファイナル】エメレンツィアの最後の願いを叶えるお話なのだが、思わぬ絢子の参戦で生徒会活動がヘンな方向に行ってしまう話。「アンタ達、学校を私物化していない?」という、恋する乙女2人の暴走振りである。ただ、ここでも何だか諦めの悪いエメレンツィア。このドイツ組は兄妹揃ってヘンなところで似ている。
久し振りに読んだ『護くん』だが、こんなにも甘ったるい文章だったかな、という感じ。でも護と絢子の甘々バカップルなシーンが控えめで少し残念だった。
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