カスタマーレビュー
仮想現実の妹 ロリータの温度
サイコ小説もCDアルバムのほうも知らず、表紙の少女の写真だけに惹かれて求めた。写真による絵本として読んだ。 いやに潔癖すぎて現実の味がしない文章も、仮想の世界だからよいのかめしれない。写真は「死体のある風景」の伊島薫氏。 六編のショートストーリーでは、すべて少女は殺されて終わる。そしてそれは少年の見ている夢である きれいな少女のままでいたいと願いながら、憂いだ目でみる世界は既に少女たちを犯している。
透明感と雰囲気のある写真、その頬に触れて、ロリータの温度を、感じて欲しい。
読んでると悲しくなる・・・ ロリータの温度
死を恐れないことで永遠の少女になれたんだと思います。 一つ一つの話は短いけれども、その中に伝えたいことがぎっしりと詰まっています。 色々な死に方があるが“残酷さ”というのがなく、“切なさ”が後からジーンと来る感じがなんともいえません。 死という概念をどう受け止めながら読むかで読み方が変わってくると思います。
見たことも無いお話 ロリータの温度
六回死んだ少女達はいつも輝くように死んでいるように感じます。 悲しいけど優しくて冷血に見てしまうようなお話。 少女達のように死ねたらと読んでいて思いました。 少女達は一人では死なない。そんな優しい語り手の中で死んで行くのが魅力的です。 少女達ひとりひとりを表して行く言葉はとても綺麗で、その表し方にどこか惹かれます。 ひとつひとつのお話にひとりひとりがどこか惹きこまれると思います。
あたしも永遠の少女になりたいと願う。 ロリータの温度
永遠の少女。まずあたしはそれに憧れました。 この本は7つのお話で成り立っています。 そして語り手に「想像の中」で殺されていく形式です。 綺麗な言葉で綴られた、ロリータ℃の世界。 読み終わったあとに感動がある、とは言い切れませんがあたしは不思議な満足感を得られました。 個人的にお勧めは三章と六章です。 不思議な白倉由美さんの世界と、文体。 メンタルなお話が好きな方はお勧めです。
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