何がすごいって(ほとんど)素手でもってザクとやりあうナダのがんばりがすばらしい。あれだけ大きな兵器なので、逆にとことん接近してしまうと効果的なのだなと知りました。といっても、そのあたりを考慮して対人榴弾をセットしてあるジオニック社技術陣もなかなかやるものですが・・・。
ストレットの告白は良い意味でキャラ設定に役立ったと思います。それからエリザのホルスタイン度もかなりなものですね。
巻末の「宇宙うんちく」は宇宙を舞台にしたアニメ・漫画がお好きな方なら一読の価値があると思います。
この作品に触れると「“ガンダム”というのは奥が深い…」と感心する…
“ガンダム”の世界の戦争が始まった時期の設定を掘り下げたところに、登場人物達の物語を描いている…
第2巻では、撃沈された連邦軍宇宙艦のクルーが、“狂気”の作戦の現場で、必死の抵抗を試みる中、クルーの一人と、ジオン軍の女性パイロットが対峙する見せ場もある。
これは面白い!!掘り下げたSF考証が入り込み、なかなか読ませてくれる!!
丁寧な絵と、サイエンス心をくすぐる演出など、『GUNDAM CENTURY』世代にはたまらない内容です。(コロニー公社を出すあたりがマニア心をくすぐったりもする)
惜しむらくは分かりやすい絵ではあるのですが、マンガ力としてはもうひとつという感じがします。同じアニメ演出家出身である『風の谷のナウシカ』と比べると、その差はやはりはっきりしてしまいます。
核パルスエンジンのプロセスをはっきり描いたのはマンガ界/ガンダム作品史上初ではないでしょうか。宇宙技術好きには必読のマンガですが、分かる人がどれだけいるのかが逆に問題かもしれません。