ラストは賛否両論かと思いますが、私は賛。あとがきでは『アニメが一流の悲劇だからこそ持つであろう切なさやるせなさを少しでも和らげられたら』結城さん!私たちのこと考えてくれてありがとう!!です。少し変わっている設定には、文字でしかわからない感動があると思います。アニメを見た人に一度は見て欲しい逸品です。
ジオン公国と地球連邦との戦い『一年戦争』。そのときどちらの陣営にも与さず、建前上は中立を保っていたサイド6に住む少年の目を通して語られる、もう一つの一年戦争の物語。
戦争ごっこに明け暮れ、モビルスーツに憧れていた少年が、実際に戦いに巻き込まれ、楽しみながらも、戦争の凄惨さ、人の死ぬことの悲惨さに気付き、ほんのちょっとながら大人になっていく。戦争や兵器などより、人間ドラマを前に出したストーリーです。
はじめにOVAで発表されたものを小説化したもので、OVAのできがとてもよかったので、その雰囲気が損なわれているのではないかと読む前は不安でしたが、著者はOVA製作にもかかわっていたそうで、そんな心配は無用でした。
アムロ・レイやシャア・アズナブルなど、!『英雄』は出てきませんが、派手さはないものの心に残る「ガンダム戦史」の1ページ。ただ、OVAで涙が流れるほど感動しただけに、エンディングはあれでよかったのかな?