カスタマーレビュー
これこそ波乱万丈 風の置手紙―渚と澪と舵 (角川文庫 緑 348-1)
読んで、これが現実の人生なの?
フィクションでなく?
と思ってしまうほど、満腹な人生の記録集。
同感できないところもあるが、読み応えから★5つ
三人の子供を身ごもった時期、自由奔放に海外を巡り、旅先から家族や知人に送った手紙が日付順に並べてある内容
同じ母親としては、子供を預けて戦場に向かう、自由奔放に旅に出るなんて手を挙げては賛成できない。
産んだからには、人に任せずに自分で育てなければ無責任と思うから。
彼女の場合、出産には年齢と体力が関係しているので、籍を入れるより先に子供を産んでおきたいといった文章があり、
子供よりも自分の気持ち優先で産んでしまっていることが伺えるが、その後の子育てに関しての確立した教育論というよりは、
人生の導き方がどしんとしっかりしている様子が他の本から伺えるので、この本だけを読んで身勝手とは言えないだろう。
文章内に「パートナーを失うときは、原爆下で瞬時に失われるほうがいい」といった文章には「恋愛を原爆で例えるな」と内心にひっかかった。
が、彼女の口に乗れば、彼女なりの正当性を持って意見を言われるのだろう。
と想像してしまうほど人生の一日一日を自分のしっかりとした人生観で過ごしている人間だと読めば読むほど思わされる
ただ、彼女のような人生は母親になる前の独身時代にしておきたいものだ。
なんとなく日々を過ごしている人には大きな刺激になる本。
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