エディターレビュー
英国の作家でイラストレーターであるミック・インクペンによって創り出された、優しくて、楽しいことの大好きな犬のキッパーは、アメリカではニッケルオデオンで放映中のすばらしいTV番組から派生したこの小さな作品集で、4つの冒険に挑戦している「The Visitor"(訪問者)」では、うとうとしているキッパーが、窓を叩いているガチョウの子に目を覚まさせられるところから始まる。おびえきった小さな鳥は、嵐によって群れからはぐれてしまっていたので、キッパーはいかにも彼らしく、鳥を家に入れ、暖めてあげ、ガチョウの子がすぐに眠りに落ちてしまうような心地よい寝床を用意してあげるのだ。そして翌朝は、訪問者である鳥があっちこっちに泥だらけの足跡をつけたり、洗濯用のバケツの中で泳いだりしていささか騒がしくなるのだが、それでも小さな生き物の好きなキッパーは、そんなことを笑い飛ばしてしまう。「The Umbrella(傘のお話)」は、キッパーが、礼儀正しいけれど時に真面目すぎる犬である親友のタイガーと一緒に釣りに行くための道すがら、雨によって遅刻するお話(傘を満たす突風によって月まで浮き上がってしまったりする)。「The Seaside(海辺のお話)」はタイガーとキッパーの海辺での1日についてのお話だが、後者はタイガーの、お楽しみが始まる前に「キャンプの基地を組み立てる」ことに戦略的に没頭してしまうことにイライラしてしまう。そしておしまいに、「Nothing Ever Happens(何も起こらない)」のお話では、嵐の日にひとりで家にいるキッパーが、退屈しのぎに屋根裏部屋を探検して、マジシャンの帽子と杖、そして彼が想像していたよりも多くの手品を発見するのを描いている。おもねることのないかわいらしさ、野暮ったさのない古風な趣のあるキッパーの物語は、空想の世界を、親切さや協調性についての静かなレッスンと混ぜ合わせた、時代を超えた魅力的なものである。(Tom Keogh)
カスタマーレビュー
イギリスっぽーい! Kipper - Vol. 1 : The Visitor & Other Stories / Children [VHS] [Import] Martin Clunes
絵本にもあるキッパーのお話が4つはいっています。 「お客さん」「かさ」「海辺」「おもしろいことなんにもない」 子供向けのアニメなのに、バックミュージックはジャズ調、声優さんも実に味のあるいい声で、大人の方がはまってしまいました。 とてもイギリスらしい雰囲気の、べたべた甘くない、でも気がきいている、 いい感じのアニメです。まずは、クラシックストーリーのこの1本から!
最新レビュー Kipper - Vol. 1 : The Visitor & Other Stories / Children [VHS] [Import] Martin Clunes
関連ページ
|