カスタマーレビュー
シニカルでラディカル The Boondocks: Because I Know You Don't Read the Newspaper
アメリカの新聞マンガの単行本です。
HueyとRileyの黒人兄弟は、育ての親であるおじいさんの長年の夢に付き合わされて、シカゴのダウンタウンから、白人だらけの郊外住宅地へ引っ越してきた。
新鮮な空気、恵まれた環境、そこに暮らす幸せそうな人々・・の黒人に対するお気楽で無自覚な偏見。
誇り高き黒人である兄弟は、この町が我慢ならない。
彼らはかわいらしい二頭身で描かれた子供だけれど、しかめっ面で決して笑わず、理屈っぽく、挑発的です。
この、シリアスでラディカルな兄弟と、ちょっとピンボケな周囲の人々によって引き起こされるカルチャーギャップが、このお話の肝になっています。
彼らを取り巻く人々は、たとえばこんな感じ。
隣人のJazmine。黒人の父親と白人の母親を持つが、黒人としての誇りより、周りと仲良くやっていくことで頭がいっぱい。
Jazmineのお父さん。弁護士、ちょっとオバマさんみたいな感じだけど、意外とお気楽。
Jazmineのお母さん。同じく弁護士、「政治的正しさ」に超敏感。ヒラリーさんみたい。
Jazmineの友人Cindy。黒人はラッパーかバスケットボールプレイヤーかギャングのどれかだと思っている。
HueyとRileyのおじいさん。頑固一徹な感じのひとだけど、その頑固の方向がちょっと間違っているような・・・。
校長先生。絵に描いたようなお役人。無責任でテキトーな人。
Mrs. Peterson。Rileyの担任の先生、ひっつめ髪にめがねの元nun。
Mr. Petto。Hueyの担任。割と常識人だけど、それゆえに周りに振り回されている。
絵はかわいいです。
日本の漫画の影響を、かなり受けている印象を受けます。
しかし、マンガとあなどるなかれ、単語の難度は高いです。文字も多いです。
スラングや、日本ではあまり知られていない有名人などの固有名詞も頻出します。
そのほか、オチになっている単語にも、cointelproとかkwanzaとか、聞いたことのない単語がたくさん出てきました。
でも、辞書ひきひき、ネットで調べながら、読み解く価値はあります。
とにかく面白いです。
ぜひ挑戦してください。
主人公がかわいい! The Boondocks: Because I Know You Don't Read the Newspaper
アメリカの新聞に連載されている漫画です。 大都会シカゴから田舎に引っ越してきた、アフリカ系アメリカ人の男の子が主人公です。この男の子、小学生なんですが、とても硬派で生意気でかっこいいのです。 人種問題について考えさせる内容でもあるんですが、とにかく面白くてためになります。2巻が待ち遠しい。
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