解析力学を歴史的かつ哲学的を考慮しつつゆったりと展開してゆく。解析力学の手法をてっとりばやく知りたい方には向かない。いちど解析力学を学んだものが、その原理の深遠さを知るのに最適である。著者は解析力学の原理としてD'Alambertの原理を根本的なものとし、他の原理はその数学的変換にすぎないとしている。
序文によると第2版で相対論、第4版で連続体の力学が章末に追加されている。おそらく全体の調和をみださず改版されていると思う。
本書の形式的特徴は各節毎にまとめのあること、式番号のふり方である。前者はあまり例がなく、大変役に立つ。(本来は読者のやるべきことであるが…)後者は少々わかりづらいかも知れない。